こんにちは!アラフォーワーママのせゆです。最近仕事が忙しく、疲れ気味です(泣)
休日は温泉と美味しいご飯で癒やされたい…ということで、磐梯熱海温泉の「をりふしの宿 昭月」に宿泊しました。
「をりふしの宿 昭月」は、全12室の落ち着いた雰囲気の旅館。館内はとっても静かで、心地良いクラシック曲が流れ、たくさんの本が置かれていました。
じゃらん予約ページの「ここではテレビを消して本を読もう」というキャッチコピーがぴったりの場所でしたので、ご紹介したいと思います♪
「をりふしの宿 昭月」の場所
車利用の場合、東北自動車道の郡山JCTで磐越自動車道に入り、磐梯熱海ICで下ります。磐梯熱海ICから約10分です。駐車場は旅館前にあります。
電車利用の場合、東北新幹線の郡山駅でJR磐越西線に乗り換え、磐梯熱海駅で下ります。福島交通バスの熱海駅バス停で乗車し、熱海荒町バス停で下車。そこから徒歩で約5分です。
「をりふしの宿 昭月」の外観
奥行きのあるシックな外観。
旅館の前には足湯があります。
「をりふしの宿 昭月」の館内
きれいな畳敷きのロビー。宿帳に連絡先を書いてチェックイン。
フロントの飾り。和柄のふくろう可愛い!
ひな祭りの時期に宿泊したので、館内のさまざまな場所にひな飾りが置かれていました。
全12室(1階に2室、2階に10室)。ほとんどの部屋が中庭に面しています。
1階はこんな感じ。子ども向けの絵本がたくさんありました。ブラタモリシリーズも。
2階はこんな感じ。エレベーターもあるので、登り降りに不安がある方も安心です。
一角には、クラシックとジャズの名曲から好きなものを選んで流せるタブレットがありました。
福島県出身の作家、玄侑宗久さんの著書もたくさんありました。そのうち、気になった「多生の縁」という本を借りて部屋で読みました。
「多生の縁」は、玄侑宗久さんと文学者や哲学者との対談集。「途中で苦しんでも、最後はみんな穏やかに死んでいく」という、死生観が変わるようなお話もあって面白かった。
他に、宮城県や福島県のふるさと文学さんぽや、
白洲次郎・正子夫妻のコーナーも。
館内では、いたるところに生花が飾られていて、おもてなしの心が感じられました。
「をりふしの宿 昭月」のお部屋
今回は、2階の「月乃舎」に宿泊。
暖かい室内へ。
部屋の入り口にも生花とひな飾り。
10畳の和室に広縁つき。
到着してすぐ、旅館の方がお茶を淹れてくれました。
棚の中に浴衣一式。バスタオル、フェイスタオル、歯みがきセットもここに。足袋靴下もありました。
お茶菓子は、こしあんのあんこ玉。広縁の奥に冷たい飲料水も用意されていました。
部屋から見た景色はこんな感じ。裏山と、後でご紹介する源泉神社があります。チェックインして1時間ほどで、雪がさーっと積もりました。
洗面台にトイレ(温水便座・ウォシュレット付き)、お風呂(使わず)もありました。
高村光太郎や与謝野晶子、新美南吉、石川啄木等の作品を絵葉書にして綴っているファイルが、部屋にありました。
旅館の方はとっても文学がお好きなんだと思います。高村光太郎の「道程」は小学校の授業で暗記したな〜
「をりふしの宿 昭月」のお風呂
磐梯熱海温泉は、開湯が800年以上前の鎌倉時代です。当時の領主の故郷が伊豆で、地名が伊豆にちなんだ熱海になったそうです。
こちらの旅館には、大浴場と貸切風呂が1つずつあります。露天風呂はなし。
どちらも100パーセント掛け流しで、加熱、加水はなし。泉質はアルカリ性単純温泉で、源泉の温度は50.4度。切り傷等の皮膚疾患に特に効果的だそう。
旅館の方に、ブログに載せる写真を撮影して良いか確認したら、「大浴場と貸切風呂の中以外はOK」ということで、入り口だけ撮影しました。
大浴場
大浴場は1階にあります。☝ののれんをくぐって、
左側に男湯が、右側に女湯があります。
女湯に入りましたが(女だから当然か😅)、脱衣所には脱衣カゴが8つ、洗面台が3つあり、十分な広さでした。
アメニティも一通り(コットン・シャワーキャップ・プラスチックのくし・綿棒)揃っていました。クレンジングオイル、洗顔フォーム、化粧水、乳液もありました。ドライヤーは2つ。
大浴場のカランは4つ。もちろん、シャンプー、コンディショナー、ボディソープはあります。木の桶と椅子を使います。
大浴場の男湯は、☝のようになっているみたいです。大きな窓から裏山の景色がよく見えます。
女湯は男湯より窓や浴槽が小さいですが、景色は変わらず素敵です。夜はライトアップされます。
私が宿泊したのは土曜日で、7〜8割は部屋がうまっていたと思いますが、ほぼ貸切で使えました。
透明でとろっとしたお湯。温度は高すぎず低すぎず、適温かな。お湯に包まれるような感覚もあって、気持ち良く入れました。
貸切風呂
貸切風呂は2階の奥にあります。
階段を上がったところにある、本棚横のタブレットで貸切風呂の状況を確認できます。
貸切風呂ののれんはこんな感じ。ドアに木の札がかかっているので、ひっくり返して入ります(空き→入浴中)。タブレットは多分内鍵と連動してるんだろうな。
脱衣所には脱衣カゴが4つ、洗面台が2つ、ドライヤーが1つ。アメニティは大浴場と同じ。
ドライヤーは温風弱め。自分の部屋にあるドライヤーの方が良かったので、結局そっちを使いました。
貸切風呂のお風呂はこんな感じ。2、3人はゆっくり入れます。窓には外から見えないように柵がついていました。
「をりふしの宿 昭月」の食事
料理長おすすめ・料理少なめプランにしましたが大満足♪
食事は夕食も朝食も1階の個室(空いている客室)でいただきました。人数によっては広間に案内されます。
「をりふしの宿 昭月」の食事には、「料理長おすすめプラン」とより豪華な「館主おすすめプラン」があります。
今回は、「料理長おすすめプラン」の中でも料理少なめのコースで予約していました。通常のコースと価格は同じで、少し豪華になっているそう。
料理少なめのコースでも、私には十分な量でした。
夕食 色彩豊かで美しく、とっても美味しい!飛露喜が進みます
食前酒は「飛露喜 特別純米」。
あん肝とせりの胡麻和え(右下)が特に美味しかった!
繊細な盛り付けに色とりどりの器。見た目でも楽しめるお料理が続きます。
まぐろやひらめのお造りに…
鴨のつみれが入ったお椀。ゆずの香り、焼きねぎの香ばしい香りがします。
こちらの旅館、日本酒(主に福島県内)のメニューがとっても豊富なんです!
いろいろと迷った挙げ句、食前酒の影響を受け、飛露喜の利き酒セットをお願いしました。
特別純米、純米吟醸、大吟醸の3種類をいただきました。やっぱり大吟醸が1番甘くてまろやか♪他の2種もキレがあって美味しかったです。
さわらのふき味噌焼き。さわらとふき味噌、よく合います。手前の赤くて丸いのは、梅をシロップに漬けたもの(たぶん)。
料理少なめコースと言いつつ、まだまだ続きます。福島牛のステーキ!ミディアムレアかな?焼き加減が絶妙でした!
にんじんの飾り切りが美しい、優しい味の煮物に、たけのこご飯、なめこのお味噌汁。
ご飯の炊き加減(水多めでやわらか過ぎ)だけちょっと…でしたが、味は全て美味しかったです。
デザートはガトーショコラ。ほろ苦い大人の味。
朝食 手作りの卵焼き、シューマイ、おぼろ豆腐など、品数たくさん!どれも美味しかったです
朝食は、ご飯の炊き加減も含めて全て良かったです。甘じょっぱい卵焼き、手作りのシューマイが特に美味しかった!
手作りのおぼろ豆腐。醤油ベースのあんをかけていただきました。
フルーツ入りのヨーグルトに、食後のコーヒー。
ごちそうさまでした😊
近くのスポット
翌朝、旅館の近くをうろうろ。チェックイン後は旅館内でゆっくりして、翌朝早くから、あちこち出かけるのが私のパターンになってきました。
源泉神社
部屋から見えていた、源泉神社。赤い鳥居が印象的。
雪で前が見えなくなったこまいぬ。
霊泉元湯 低温泉の名湯!
磐梯熱海駅の近くにある公衆浴場。朝6時からやってます。
あつ湯とぬる湯の、2つのお風呂があります。ぬる湯が名湯!交互に入ることで、温泉の効果が高まるそうです。
温泉プチホテル 湯kori 可愛いキャラがいて楽しく入れます
こちらも磐梯熱海駅からすぐ近くにあるホテル。日帰り入浴もできます。
大浴場と小浴場があります。大浴場の女性はゆりこさんというキャラクターだそうです。
男湯と女湯が週によって変わるそうで、私が行った時は女湯が小浴場でした。今度は大浴場に入りに行きたいと思います。
まとめ
今回は、磐梯熱海温泉の「をりふしの宿 昭月」をご紹介しました♪
ここが良かった!
- とろっとしてずっと入っていられそうな温泉(貸切風呂あり)。大浴場からの景色も素晴らしい!
- 見た目でも味でも楽しめるお料理。よほどたくさん食べる人でなければ、料理少なめコースでも大丈夫かと。個室で食べられる。
- 館内は静か(ドアを閉めたらテレビの音は全く聞こえない)。部屋の物音に気を遣わなくてOK。
- お客さんとすれ違うことはほとんどなし。
- エレベーターありで、昇り降りに不安がある方も安心。
- さまざまな場所に生花や季節の飾りが置かれ、おもてなしの心を感じられる。
留意点
- ドライヤーの風量弱め(貸切風呂のドライヤー)。部屋にあるドライヤーは問題なし。
- お風呂に行く時に使うカゴがあったら良かった。
- スリッパは紙製。館内のいろんな場所に紙スリッパで行くのはあまり…
旅館の主なサービスは全て素晴らしかったです。行き届いているなと。留意点はほとんど気にならないくらい。
プライバシーに配慮され、家族でも1人でもゆっくり過ごせる旅館でした♪こちらを「行きつけの宿なんだ」とか言える大人になりたい(もうアラフォーですが)。
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