こんにちは!
タイが好きな方、たくさんいらっしゃると思います。きらびやかなお寺、タイ料理、南のリゾート、優しい人達・・・私も大好きです(^ ^)
今回は、私が実際に読んで面白かった、タイに関する本を3冊ご紹介していきたいと思います。
こんな人の参考に
- タイのガイドブックに載っている観光名所(バンコクの三大寺院など)には既に行ったことがあり、タイの地方の様子などに興味がある人
- タイカルチャーに興味がある人
- 普段の生活で表れている、タイ人の考え方や行動に興味がある人
- タイの歴史を詳しく学びたいと思っている人
オススメ① 「TRANSIT」 No.57
2022年9月に発行された雑誌「TRANSIT」のNo.57は、タイ特集。タイを特集するのは12年ぶりだそうです。
「やっぱり やっぱり やっぱり タイが好き!」というキャッチフレーズにとても惹かれました✨絶対読みたい!と思って予約注文しましたよ。
「バイクに乗って、国境まで」というページでは、ミャンマーとの国境沿いにある場所を巡ったというバイクの旅について載っていました。
バンコクを出発し、途中、カンチャナブリーを通ります。カンチャナブリーには、太平洋戦争中に日本軍が敷設した泰緬鉄道が今も残っています。
泰緬鉄道は、タイとミャンマーを結んでいた鉄道で、現在も一部がタイ国鉄の線路として使われています。
別名「死の鉄道」と言われ、敷設中に多くの人々(日本兵、捕虜、アジア人労働者)が亡くなっています。映画「戦場に架ける橋」の舞台となった場所です。
カンチャナブリーには、亡くなった日本兵のための慰霊塔や、捕虜のための共同墓地があります。日本人として、一度は行っておきたい場所だと思います。
タイカルチャー案内のページも、とても面白かったです。タイの音楽や映画だけでなく、文学や芸術、建築についても紹介されていて、読み応えがありました。
右側のページの右下に、タイのキャラクター「マムアンちゃん」が載っていたのも可愛かったです💓
オススメ② 「タイのひとびと」
「隙あらばタイに行きたい」という漫画家でイラストレーターの小林眞理子さんの本。
日本人の目線でびっくりするような、タイの人々の日常生活が漫画で紹介されています。確かにそうだった!と頷くことがたくさんありました。
小林さんが接した人々の優しさや真っ直ぐさも、タイあるあるだと思いました。私も、パートンコー(タイの揚げパン)を買ったときに、ずっと無表情でいた店員さんが、最後に「ありがとう」と言ってめっちゃ笑顔でパートンコーを渡してくれて、嬉しくなったのを覚えています😁
タイの曜日占いについても書かれていました。タイでは、生まれた曜日が重要で、みんな自分の生まれた曜日を知っているんですね。
ちなみに私は木曜日生まれで、性格は「落ち着いてる・知的・人に教えるのが得意・実は自信家」らしいです。当たってるかな(^_^;)
また、曜日ごとにシンボルカラーが決まっています。
- 月曜日・・・黄色
- 火曜日・・・ピンク色
- 水曜日(午前)・・・緑色
- 水曜日(午後)・・・黒色
- 木曜日・・・オレンジ色
- 金曜日・・・水色
- 土曜日・・・紫色
- 日曜日・・・赤色
シリキット王太后(国王ラーマ9世の王妃)の誕生された曜日は金曜日なのですが、王太后の誕生日(8月12日)が近づくと、お寺や役場などが、金曜日のシンボルカラーである水色のリボンで飾られます。
シンボルカラーもタイ人の生活に根付いているんですね。
面白くて、どんどん読み進めていける本でした。もし第2巻が出たら、ぜひ読みたいです。
オススメ③ 「物語 タイの歴史」
タイ地域研究がご専門の大学教授、柿崎一郎さんの著書。中公新書です。
スコータイ朝→アユタヤ朝→トンブリー朝→ラタナコーシン朝(現在の王朝)というタイの王朝の移り変わりや、18世紀に現在の王朝が成立してから、第二次世界大戦を経て現在に至るまでについて、詳しく書かれています。
本を開くと、こんな説明が載っていました。
「(現在の王朝の成立後)、西欧列強の進出のなか、東南アジアで唯一独立を守り、第二次世界大戦では日本と同盟を組みながらも、敗戦国として扱われず、世渡りの上手さを見せてきた。」
「物語 タイの歴史」より
タイ人は昔から世渡り上手で、それが政治にも表れていたんだなと思いました。
途中のコラムでは、「メナムの残照」という映画が紹介されていました。第二次世界大戦中にタイに赴任した日本兵(小堀)と、タイ政府高官の娘(アンスマリン)とのラブストーリーだそうです。タイでは根強い人気があるそうです。
タイの歴史について、とても勉強になる本でした。
最後に
今回は、私が実際に読んで面白かった、タイに関する本を3冊ご紹介しました。
皆さんもぜひ読んでみてください(^ ^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました✨
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