こんにちは。
ワーママって、毎日がすごく大変ですよね。
いつも家事、育児、仕事に追われて、やってもやっても終わらない。
100パーセント、いやそれ以上の力を出し切っているのに、全部中途半端だと思ってズーンと落ち込むこと、よくありました。
仕事量が増えた時は、何もかもが嫌になって限界を感じました。寝る前に涙が止まらなくなったり。
このままやと自分がつぶれる・・・
そう思って、それまで自分がやらなきゃいけないと思っていたことを手放すようになってから、毎日を少し余裕を持って過ごせるようになりました。
今回は、公認心理師でワーママの私が、「もう疲れた、無理」と思う理由と、そのときの行動について書いていきたいと思います。
ワーママが「もう疲れた、無理」と思う理由
仕事のストレス・家事育児のストレス
「仕事のストレスは子ども達と接することで和らぐし、家事育児のストレスは職場で1人の社会人として過ごすことで和らぐ。両方あるから気分転換になる。」みたいな話を聞いたことがありますが・・・
私の現実では、そんなことはありませんでした。
趣味ならともかく、仕事だからな。
毎朝、家事育児のストレスがたまって、やっと出勤したところに、仕事のストレスが積み重なる・・・そんな感じで、ストレスがたまる一方の生活を送っていました。
仕事量が多くて勤務時間内に終わらないこともよくあり、完全にキャパオーバーの状態でした。
マルチタスクがしんどい
仕事だけでも、Aさんの面接、Bさんに関する関係機関との協議、職場の会議に出席、書類の作成、研修会の準備、電話対応・・・とかなりの種類の業務をこなしています。
その上、学校関係行事、PTA役員の仕事、習い事の送迎や付き添い、金銭管理に、毎日の料理、洗濯、掃除。
書いているだけでしんどくなるような、マルチタスクやわ。
学校のお弁当の日に持たせるのを忘れてしまって、急きょ先生にお弁当を買っていただいたことも(先生申し訳ありません)。
図工の日に必要なものを持たせていないことも度々(本当申し訳ありません)。
頭を切り替えながらやらないといけないことが、朝起きてから寝るまで、次々にやってくる毎日。
家族が協力できない
夫がその場にいるのに協力しないでテレビを見ている、とかだったら改善の余地はありますが(それはそれで相当腹立ちますが)、夫の職場は自宅から離れており、通勤時間は私が15分、夫が2時間弱という状態。
夫が2時間位残業したら、帰宅は普通に21時過ぎ。朝は6時過ぎには出るので、平日は全く戦力になりません。
必然的に、家事育児の負担はほぼ私に。いろいろ終わってから帰ってくる夫がのん気に見えて、キツく当たってしまうことも多々ありました。
土日、夫は掃除とか習い事の送迎とかしてるけど、メインは私なんよな。
自分の時間がない
とどめはコレですね。夫の協力を得られないなか、毎日が家事育児、仕事を必死にこなす(休日はたまった家事をする)ことで終わり、自分の好きなことやケアをする時間が全くない!
疲れ過ぎてお風呂に入れず、子どもと一緒に寝落ちして、とあるワーママYouTuberさんが言ってた「汚母さん」になることもありました。お風呂入っても髪の毛乾かすのめんどくさい〜とかも。
常に自分のことは後回し。いつまでこれが続くのかと思うと、かなり暗くなっていました。
ワーママが「もう疲れた、無理」と思うときの行動
ストレスがたまって限界を感じた私は、やらなければならないと思っていたことを、少しずつ手放すように心がけました。
私がやらなくても何とかなることって、思っていたより多かった。
ストレスを軽減する
仕事のストレスは、仕事量の多さ、職場の人間関係、支援する人との関係、拘束時間の長さなど、さまざまなものがあります。
私の場合は、職場での評価を気にし過ぎていたため、これらのストレスを増幅させ、上手く対処できていませんでした。
私は別に出世を望んではいないし、ゆるキャリでマイペースに仕事を続けたい。収入だけでなく、自分の成長を大事にしたい。
勤続年数が長くなり、今の仕事を続けた場合の未来像が見えてから、本当に自分が望む働き方について考え、上の結論になりました。
自分が望む働き方をはっきりと決めたことで、職場での評価は横において、自分の仕事に集中したり、フレックスタイムを活用したりして、仕事のストレスを減らすことができました。
家事育児のストレスには、下のタスクを減らすことで対処しました。
タスクを減らす
仕事量や子どもの世話を減らすことはなかなかできないので、家事のタスクを思い切って減らしました。
- 食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機、ロボット掃除機をフル活用
- 乾いた洗濯物は大きなかごに入れてたたまない
- 宅食サービスを利用し、夕飯はほぼ作らない
- ストックする食品・日用品はAmazonの定期購入サービスを利用
これらを実行するだけでも、気持ちがずいぶん楽になりました。
食事作りを外注するのは、母親の役割を果たしていないようで、最初は後ろめたさがありました。
でも、最近の宅食サービスは栄養バランスやカロリー、糖質などをよく考えて作られているので、今は気がねなく利用しています。
余力があるときに自分で作ると、子ども達には特別感があるようで、簡単なメニューでも喜んで食べてくれます。
1日は24時間しかないし、自分は1人しかいない。自分が全部背負わなくて良し。
家族の協力を得る
夫の協力を得ることは難しく、実家は遠方で来てもらうのも難しい・・・
それで、最終的に協力をお願いしたのが、近くに住む義実家でした。
義実家、特に義母との関係は良好でしたが、やはり元は他人。距離を保ちながら、時々会う感じでいました。
自分も嫁の立場で苦労したから、嫁の嫌がることはしないというスタンスの義母さん。
最初は子どもが生まれても、迷惑はかけられない!と思っていましたが、私が限界を感じたときに、夫と一緒に家事育児への協力をお願いしに行ったところ、私たちのことを心配してくれていたようで、快く引き受けてくれました。
それからは、夕食を作って届けてくれたり、習い事の送迎をしてくれたり、子ども達の洗濯物をしてくれたりするようになりました。
自分が壊れずに仕事を続けてこられたのは、義実家のおかげで、心から感謝しています。
頼れる家族がいなければ、時間を買うと思って、家事代行サービスなどを利用するのも良いと思います。
自分の時間を確保
ストレス軽減、タスク減少、頼れる人やサービスに頼る・・・
自分の負担を減らすための考え方や行動をし続けて、やっと自分の時間を持てるようになりました。
私の場合は、朝、少し早く起きて自分の時間としました。夜は疲れて頭が回らないので・・・
この時間に、セルフケアをすることで、精神的にも身体的にも健康な状態を保てるようになりました。
前は職場で笑顔になれない時もあったけど、今は自然体で過ごせるようになったな。
おすすめのセルフケア
普段、自分がしているセルフケアは、
- 読書
- ヨガ
- 瞑想
です。
読書は、ジャンル問わず(マンガも含めて)、その時に読みたいものを読んでいます。新書と小説というように、ジャンルの違うものを並行して読むことが多いです。
2009年にイギリスのサセックス大学が行った研究では、「6分間の読書でストレスが68%も減少した」という結果が出ています。音楽を聴く、散歩をするといった方法よりも、よりストレス対処に効果的ということです。
読書で、本の中の存在に励まされたり、著者が人生をかけて得た経験や知識を学んだりできて、ストレスも大幅に減少する・・・読書の効果は素晴らしい。
ヨガは、コロナウイルスが流行る前から細々と続けています。ヨガ教室に2年近く通って、太陽礼拝などの基本のポーズを学びました。
その後は、オンラインのヨガ教室に入会し、好きな時間に動画を見ながらヨガをしています。
背中や体側の、普段の生活では伸ばさない筋肉を伸ばすことで、心も体もスッキリします。
ヨガをする習慣があると、セロトニン(幸福ホルモン)の値が高くなることが証明されているそう。
瞑想は、休む日も時々ありますが、だいたい1年は続けています。ヨガで体をほぐしてから、朝日を浴びられる場所に座って瞑想する、という流れです。
ただ座るだけでもできますが、私はガイドやきれいな音楽を聴きながら瞑想したいので、瞑想アプリを使っています。時間は1回あたり10分〜20分です。
頭に浮かんでくる雑念を受け流しながら、自分の呼吸に意識を向け続けます。
瞑想を続けていくと、不安やストレスを感じている自分を客観的に見られるようになります。不安やストレスの渦中にいる自分を、もう1人の自分が受け止めている感じ。些細なことに動じなくなり、心が強くなります。
瞑想も、セロトニン(幸福ホルモン)の値が高くなる効果があるそう。
最後に
今回は、公認心理師でワーママの私が、「もう疲れた、無理」と思う理由と、そのときの行動について書いてみました。
ワーママはキャパを超えていることが多いと思います。
まずは、頼れるところには頼って、ストレスやタスクを思い切って減らして、自分が辛くならないように過ごせる環境を整えることが大切。
環境を整えて自分の時間を確保したら、セルフケアをやってみましょう。
「それほどお金や手間がかからずに、すぐできるケア」を、セルフケアの選択肢として多く持っておくのがおすすめです。
皆さんの参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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