こんにちは。10月下旬、めっきり冷えてきました。
近いうちに家族で台湾に行きたい!
ということで、台湾のガイドブックをぱらぱらと見た後に、この本を見つけて読みました。
タイトル 「そうだ、台湾いこう」
著者 杉森 千紘
出版社 セブン&アイ出版
出版年 2017年
ページ数 159ページ
著者の杉森千紘さんは、元国際線CAで、「東京弁当生活。」というブログを書いているブロガーさん。
お弁当の記事を更新し続けるうちに、ひとり旅にハマり、旅の記事も書くようになったそうです。
この本は、旅の記事の「そうだ、〇〇いこう」シリーズのうち、「そうだ、台湾いこう」を書籍化したもの。
「そうだ、〇〇いこう」シリーズはお弁当の記事より人気があるそう。
23日間かけて各地のホステルに泊まりながら、電車やバスで台湾を一周(台湾環島)する様子が詳しく書かれています。
- 台湾各地の様子を知りたい人(ガイドブックにあまり載っていない東部や中西部の様子も)。
- 女性が一人旅(LCCやホステルを利用する気軽な旅)をする場合の心得や準備について知りたい人。
この本のポイント3つ
旅の心得
著者の旅の心得は8つ。そのうち2つは、
- やりたいことをひとつ決める
これだけは、という目的をはっきりさせて、あとはおまけと考えた方が計画を立てやすい。
確かにあれもこれも…となりがち。ひとつできればあとは良し!みたいに考えた方が、旅を楽しめそう。
- 中途半端にケチらない
貧乏節約旅をしたいわけじゃない。締めるべきところは締めて、使いたいところはパーッと使う。
旅の目的に関わるところ、自分がやってみたい体験にはお金を惜しまずに使いたい!
用意しておきたい物
著者は旅慣れているので、「わたしの持ち物リスト」(この本にあります)を作って、旅に応じて少しずつ変えているそう。
私(海外旅行経験数回)が読んで、特に
台湾に行く時のためにおぼえとこう!
と思ったのは👇のとおり。
- パスポート紛失用証明写真
- スマホのSIM入れ替え用ゼムクリップ
- 虫よけ
外務省のホームページによれば、万一海外でパスポートを失くして、新しいパスポートを取る時のために、縦45ミリ✕横35ミリの写真と、戸籍の謄本か抄本を準備しておいた方が良いそうです。
スマホのSIM入れ替え用のゼムクリップはいつも忘れるんですよね…
タイの空港にあるSIM売り場で、ピンを100バーツ(約400円)で買った苦い思い出が…
台湾は日本よりも蚊が多く、蚊の活動期間も日本より長い(真冬以外ずっと)ので、虫よけも必須。使い慣れているものを持っておくと安心です。
あと、洗面用具を入れるのに、無印良品の吊り下げポーチがとっても便利だそう。
台湾北部のエピソード
著者は、台湾を東部→南部→中西部→北部という時計回りのルートで一周しています。
この本にはその地方ごとに行った店や体験したこと、泊まったホステルなどのエピソードが書かれています。
台湾北部のエピソードは、
- 迪化街(ディーホアジエ)でお茶屋、お菓子屋、雑貨屋などを巡る
- 永康街(ヨンカンジエ)で中国茶の焙煎教室に参加する
- 象山(シアンシャン)で夜景を撮る
などがありました。
迪化街は台北で最も歴史のある問屋街のひとつで、日本統治時代にも相当な賑わいだったそうです。懐かしい雰囲気のある全長約1キロの通りにはさまざまなお店が。
永康街は美食ストリートで、鼎泰豊の小籠包、マンゴーかき氷などが有名だそう。
著者が行った「遊山茶訪 青田会所」は、真っ白な壁の日本式古民家で焙煎を体験できる場所。
今ネットで調べると、古民家は営業終了しており、お店で焙煎体験やタピオカミルクティー作りができるそうです(要予約)。
タピオカミルクティー作り、やってみたい!
象山は、海抜約183メートルの小さな山。長さ約1.5キロほどのハイキングコースを歩いていくと、さまざまな展望台があるそう。
階段が急で、なかなかのしんどさを乗り越えてたどり着いた展望台からは、台北101と市街地が一望できる。
著者はここからゴープロで夜景撮影。
感想
著者の台湾一周のリアルを感じられる、面白い本でした!
キラキラしたガイドブックには出てこない部分もひっくるめて知ることができるのが、旅エッセイの良さですね。
(あんまり…だった)ご飯や景色を「やる気ない」と表現しているところも好き(笑)
旅って調べた場所をめがけてまっしぐらに向かうよりも、こうやって点と点をその場の判断でつないでいって、結果的に振り向いたら何かの形になっている、というところが楽しいと思う。
「そうだ、台湾いこう」より
中年よ、旅に出よう。できる範囲と予算で。
「そうだ、台湾いこう」より
旅の仕方は人それぞれ。大事な目的をひとつ決めて、旅の計画を立ててみよ〜
他のおすすめ本
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こっちが本業(?)でしょうか。手作り弁当をもっと楽しくする、読むお弁当本。
レシピも載ってます。
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